- お身体をお厭い(おいとい)下さい
- お身体をおいたわり下さい
- 体調にお気をつけ下さい
- 御身お大切になさって下さい
- お健やかにお過ごし下さいませ
- お大事になさって下さい
- 季節の変わり目で気温も一定せず 体調管理が難しいこの頃ですが お風邪など召されませんようご自愛ください
- 花粉症が最盛期ですね 辛いシーズンを乗り切るまで どうぞご自愛ください
- 爽やかな晩春ですが 油断なさらず ご自愛くださいね
- 初夏とは言え 梅雨寒の日が続いております お風邪など召されませんようご自愛ください
- 猛暑の折、ご無理をなさいませんよう どうぞご自愛ください
- 夏の疲れが出始める頃ですので どうかくれぐれもご自愛くださいませ
- 9月の長雨は体に堪えますね ご多忙とは思いますが どうぞご自愛ください
- ついつい食べ過ぎ飲み過ぎになる秋です お互い用心しましょう どうぞご自愛くださいね
- 秋も深まり 朝晩はだいぶ寒くなりました お風邪など召されませんようご自愛くださいませ
- 相変わらずお忙しいことと思いますが 師走の慌ただしさで体調を崩されませんよう ご自愛ください
- 寒さ厳しき折 どうぞご自愛ください
- インフルエンザの猛威が伝えられる中 どうかくれぐれもご自愛くださいませ
手紙や寒中見舞い・暑中見舞いなどの季節のハガキ、メールなどで頻繁に使われる「ご自愛ください」。結びの言葉として便利なフレーズの一つです。
何気なく書いてしまう定型文だからこそ、意味や正しい使い方を知っておきたいですね。
「ご自愛ください」はどういう意味? 目上の相手や上司に使ってもOK? 他の言い回しに換えるとすれば? 春夏秋冬ごとでどんな文章にする?・・・などをまとめました。
「ご自愛ください」の意味
「自愛(じあい)」とは、読んだまま、「自分を愛しむこと」です。「自分を大切にする」「自分の体をいたわる」という意味で、「ご自愛ください」と書けば、「ご自分の体を大切にして下さい」という意味になります。
読みの同じ熟語に「慈愛」がありますが、意味が異なりますので書き間違えや変換間違えに注意しましょう。
「ご自愛ください」=「ご自分の体を大切にして下さい」なので、「お体をご自愛ください」と書くのはNG。重複した表現になり、これは明らかに間違いです。注意しましょう。
「ご自愛ください」は目上の人に使っても大丈夫?
敬語ですから目上の方や上司、取引先などにも使えます。
ただ、例えば「時節柄、ご自愛ください」とだけ文末に書くと、文章の組み立てによっては少し尊大な印象(ちょっぴり上から目線?)になるかもしれません。
できるだけ相手に対してへり下った感じを込めたいなら、「どうぞくれぐれもご自愛下さいませ」とか「何卒ご自愛下さいますように」とか、前後に尊敬を強める丁寧語を書き足します。
「ご自愛ください」は結びの決り文句の一つですが、病気や怪我で入院中・療養中の相手に対しては使わないようにしましょう。代わりに「一日も早い御本復(ごほんぷく)をお祈り致します」や「どうぞゆっくりとご養生なさって下さいませ」などが適切です。
病人のご家族宛てに書くなら使ってOK。「ご看病で大変なこととお察し致しますが、くれぐれもご自愛ください」というような使い方をします。
病人のご家族宛てに書くなら使ってOK。「ご看病で大変なこととお察し致しますが、くれぐれもご自愛ください」というような使い方をします。
「ご自愛ください」の言い換え・類語
「ご自愛ください」は便利な定型文ですが、それだけにありきたりな表現でもあります。
同じ意味で少し違った表現を使いたいこともあると思いますので、幾つか言い換えの言葉、類義語を挙げておきます。
「お大事になさって下さい」は体調不良の人、入院や怪我、手術後の人にかける敬語です。「お大事に」の正しい使い方は以下の記事にまとめています。
https://www.designbank-nenga.com/nengajo/learn/odaijini/
年賀状に、季節の挨拶に、「ご自愛ください」を使った気の利いた一言/春夏秋冬の例文
「ご自愛ください」は一年中いつでも使えるフレーズです。相手の健康を気遣うシンプルな表現で、時候の挨拶文と組み合わせるのもスムーズです。